2023年09月16日
県立歴史博物館へ
神奈川県立歴史博物館へ出かけてきた。大正の関東大震災から100年となり
当時の模様を伝える展覧会が開催されており行ってきた。この大地震による
被害の様子は東京や横浜など都市部の様子が色々な写真などで公開されて
いるが、鉄道や山間部などの報道はあまり知られていない。この展覧会で見た
数々の写真は初めて見るものが多くあった。特に当時の日本の鉄道の重要な
存在だった東海道線の被害の様子を初めて知った。静岡県の丹那トンネルが
開通するまでは現在の御殿場線が東海道線で、急こう配の山間部を走行には
機関車が前後につけていたそうです。この大地震で神奈川県松田、山北駅や
静岡県の御殿場など大被害をうけたようです。丹那トンネルが昭和9年完成後
東海道線は小田原、熱海、三島周りに変更された。写真など色々拝見して
人々の生活や企業の復興などの様子を見て、その恐ろしさは改めて感じた。
写真の県立歴史博物館は旧横浜正金銀行本店の建物です。明治時代に貿易
取引銀行として設立され為替銀行として海外に多くの支店があった。
戦後昭和21年GHQの指令で解体された。その変わりに外国為替銀行として
東京銀行に引き継がれた。この旧横浜正金銀行の建物は関東大震災に遭遇
したが、周りの建造物は崩壊したが崩れずのそのままの姿で博物館として
利用されている。(建物は国指定の重要文化財である)
写真はどっしりとした姿の建物、2枚目は玄関内部の天井のステントグラス。